2021.06.16
↑写真は「Sampson the Service Dog in Scienceさんのフェイスブック」から
写真のわんさんは「サンプソン」さん。
神経科学者の「ジョーイ・ランプ」さんと一緒にイリノイ州にあるイリノイ大学の神経科学研究所でお仕事をしています。
サンプソンさんのお仕事はランプさんの介助。
ランプさんは元々馬の調教師をしていましたが、乗馬事故に遭い、前頭前野など23か所を激しく損傷、体の左半身には二度と回復しない神経障害が残りました。
これがきっかけで人間の脳をもっと知りたいと大学での勉強を決意されたそうです。
最初は大学からサンプソンさんの研究室への立ち入りは禁止されていましたが、何年もランプさんは交渉を繰り返し、防護服着用の条件付きで立ち入りを許可されたとのことです。
大学の研究室への立ち入りを許可された犬は全世界でもごく少数かもしれませんね。
「研究室では、常に危険な化学実験も行われていますから、介助犬は絶対に防護服を着用しなければならず、飼い主も介助犬から目を離すことは禁止されています。
マットの上に最大4時間伏せた状態で、飼い主のコマンド(指示)があった時のみ動くようにも訓練しています。
また、私が何かを落として跪いて拾おうとした際に、傍に来て体を支える支柱の役割も果たしてくれるし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の兆候を察して素早く反応してくれたりもします。」
とランプさん。
しっかり介助犬としての訓練が行き届いているようですね。
研究室から一歩外へ出れば、キャンパス内を走り回ることもできるそうで、サンプソンさんも毎日ランプさんと遊べて幸せそうです。
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