2021.07.28
もはや猫好き界隈では当たり前のように語り継がれている、「猫と仲良くなる方法」。
『猫の前でゆっくりまばたきすること』
これに猫側が同じようにゆっくりまばたきを返してくれると、心を開いてくれた証だというもの。
これが猫との距離を少し縮めるのに有効だという研究結果がイギリスで発表されました。
目次
イギリス、サセックス大学の心理学者カレン・マコーム氏が行った実験は2つ。
1つは、猫を飼っている14の家庭で合計21匹の猫に対して、ゆっくりまばたきをしてみるというもの。
飼い主さんと猫さんの両者の顔を撮影して、まばたきしなかった時との違いを検証します。
2つめは、8つの家庭から24匹の猫に協力してもらい、飼い主ではなく研究者が同じくゆっくりまばたきをしてみるというもの。
それに加えて、その後手を差し出してみるという実験も行ったそうです。
1つめでの実験では、多くの猫が飼い主さんからのゆっくりまばたきに対して、同じくまばたきを返しました。
2つめでの実験でも、まばたきを返す猫は多く、更に差し出された手に近づいてくることも多かったというのです。
カレンさんが言うには、ゆっくりしたまばたきは、家庭だけでなく外でも役に立つ。
微笑むように目を細め、その後数秒間目を閉じてみるのがポイントとのこと。
猫でなくとも、人と暮らす多くの動物に言えることですが、人の気持ちや感情は一緒にいる動物たちにも伝わるもの。
距離を縮めたいと思うなら、自分自身がリラックスして心を開くことが大事だそう。
また、ペットと飼い主はよく似るといいます。
猫が自分に対して素っ気ないと思うなら、自分が猫に対して愛情が足りていないのかもしれません。
ゆっくりまばたきを、猫がリラックスしているタイミングでやってみてください。